解説
第Ⅳ部「21世紀の資本規制」 第13章「21世紀の社会国家」(489頁~513頁) 経済に対する社会国家の役割として中央銀行の役割は非常に大きいものです。しかし、中央銀行は不景気に対応する手段は持ち合わせていますが、資本の構造問題に対してはあまり有効な手…
第11章「長期的に見た能力と相続」(392頁~445頁) 相続の構造 現代の富裕国のトレンドとしてr>gとなることは今まで何度もピケティが述べてきた通りです。この不等式は、相続(過去の富)が貯蓄(現在の富)よりも高い価値を持つことを表しています。で…
こんばんは、今回は第9章から入っていきます。 前半Ⅱ部までだいぶ丁寧に読み込んだおかげで、後半の実践的な内容はだいぶペースを上げて読むことができそうです。 第9章「労働所得の格差」(316頁~349頁) 賃金格差の根底 労働所得の格差は「教育」と「技能…
こんばんは、今回からは第Ⅲ部「格差の構造」に入っていきます。Ⅰ~Ⅳ部の構成なのでやっと半分超えたってところですね。ここからは理論よりも現代に対しての実践的なものが多いので、今までの章に比べると文字数は少なめになりそうです。 第Ⅲ部 格差の構造 第…
こんにちは、今日は雨と北風で今年一番の寒さですね。さて、今回は第Ⅱ部「資本/所得比率の動学」の最終章である第6章についてお話していきたいと思います。どうぞご付き合いください。 第6章「21世紀における資本と労働の分配」(207頁~243頁) 資本の労働…
こんばんは、前回は世界大戦における資本の性質の変化についてお話ししました。今回は第4章と第5章に入っていきます。 第4章「古いヨーロッパから新世界へ」(147頁~171頁) ヨーロッパに対するアメリカの資本状況 前章でみてきた、フランス・イギリスの例…
、 こんにちは、ここ数日でめっきり寒くなってきましたね。この週末は家に引きこもってひたすら本を読んでいたので、2日連続で「21世紀の資本」の記事が書けました。 今日は2章と3章のお話をしていきたいと思います。 第2章「経済成長ー幻想と現実」(…
「21世紀の資本」を読む こんばんは、今回からピケティの「21世紀の資本」について自分なりに解説をしていこうと思います。ピケティはフランスの経済学者で本作は2013年発刊で、amazon売上総合第1位も獲得した、まさに21世紀の経済学にとって莫大な影響…