神奈川の大学生の私見と私感

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「読書する人だけがたどり着ける場所」齋藤孝

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読書をベースとしたインターネット活用法

 

ご覧いただきありがとうございます。この間購入した齋藤孝さんの新書を読み終えたので、今回はそれについて書いていこうと思います。

この新書の中で、インターネットの情報と本による情報の違いについてのお話がありました。「ネット上では情報を読む人が主導権を握っており、自分にとって面白い情報だけしか読まない。」とあり、だからネットで得た情報と本で得た情報は厚みが違うのかと納得がいきました。面白い情報があふれかえっているネットの世界では、ひとつの情報に対する興味が薄くなりやすく、その影響でネットの場合だと、記憶に残る情報が入手しにくいのだなと私はこの本を読んで考えました。

私自身はネットでの情報を結構な頻度で活用しています。ただ、ネットを使って情報を得る場合は、読書や講義での追加情報として活用しています。理解できない単語を調べることも当然行いますが、特に面白いなと思って調べていることはその情報についての「ネットの意見」を見ることです。

著者の意見とネットの意見から自分の意見を創造する

 

例えば、読書の中で「つまり、○○はこういうことなのです。」と言う様な事が書いてあったら、ネットで○○と調べて、それに関する意見・主張を探して読んでみます。そうすることによって一度読書の世界から身を引いて客観的にその情報を見ることができます。本の作者も私たちと同じ人間ですから、どうしてもその人なりの偏見・観念が含まれたコンテンツになります。そこで、「ネットの意見」を見てみることによって、その意見が正しいかは別として自分はどのように考えているのかということを意識しやすくなります。この本でもこれと似たような意味で著者がおすすめしてたのが、読み終わった本のレビューを読むことで、これにより新たな視点での発見があるという風に書かれていました。

本を読むことのメリットとメソッドが詰まった面白い新書だったので皆さんぜひ読んでみてください。また、ここで紹介したネット活用方法や読書法もよろしければ使ってみてください。

以上、ご覧いただきありがとうございました。

 

twitter@kana_yoko_D